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【伝え方が9割】なぜ伝え方で結果が変わるのか?徹底解説!

毎度っ!恐竜大好きゆうくんです!(^^)!

 

今日は「伝え方が9割」についてやっていきます!

 

 目次

  1. 伝え方にはシンプルな技術がある
  2. 感動的な言葉は作れる
  3. 次回予告

 

伝え方にはシンプルな技術がある

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たとえば、好きな人がいるとします。

でもその人は、あなたに少しも

興味がない時、何といってデートに

誘いますか?

 

「デートしてください。」

 

こう言ってみました。

あなたのピュアな気持ちそのままですね。

これだと断られる確率が高いですよね。

ですが、言葉次第では結果を

変えることが出来ます。

 

「驚くほどうまいパスタも店が

 あるのだけど、行かない?」

 

こう言ってみました。

相手は行ってもいいかも、と思う確率が

ぐんと上がる言葉です。

どちらにしても、実は

「デートしてください。」と

同じ内容なのです。

 

事実、私がアドバイスさせていただいた社会人

の方、学生の方、中には何年も誘えなかった方が

この言葉で見事デートを成立

させているのです。

もぅひとつ。レポートが期限内に

作れません。延期してもらえるように

どのように交渉しますか?

 

「レポートの期限、延期してください。」

 

こう言ってみました。

 

あなたの頭の中そのままです。

これも、延期はしてくれないでしょう。

何故なら期限というのはお互いに決めた

約束ですから。延期してくれたとしても

あなたの評価は下がりますよね。

ですが、言葉次第では結果を

変えることが出来ます。

 

「クオリティーを上げたいので、

 粘ることできませんか?」

 

こうすると、延期してもらえる確率が

ぐんと上がりますよね。

頑張り屋さんという評価まで

ついてくるかもしれません。

あらためて両方の言葉を見てみて下さい。

どちらにしても同じ

「延期してください。」

という内容なのです。

 

同じ内容なのに、伝え方で結果が

変わってしまう。

これは驚くべきことと

思うかもしれません。ですが、

あなたは今までの人生で

「伝え方で変わるのでは?」

とうすうす気づいているのではないでしょうか。

あなたはこう思っているのかもしれません。

 

「うまい伝え方は、会話の得意な

 才能のある人だからできるのだ。」

 

かつて私もそう思っていました。

私の人生のある時期で、とにかく

コミュニケーションが下手でした。

幼少のころから転校が多く、

その土地での話し方、

遊ぶ方になれることが出来ず

いつも浮いた存在でした。

 

浮いていた私は、どうやったら

自分の存在感を消せるのかという

事にだけ集中してました。

 

発言は少なく、なるべく

目立たないように自主トレーニング

した結果、たとえ好意でいじられても

黙っていることしかできない少年にすくすく

育っていきました。

 

自分を表現することが苦手だった私は

文章を書くことも苦手でした。

日記を書こうとまではしたのですが

日記帳の数ページを映して

あとは常に真っ白。

手紙を書くのも苦手。

私が学生時代に書いたものといえば

先輩のレポートを写して

語尾の「~です」を「~だ」に

書き換えたりしているものだけで

才能とは程遠いものでした。

 

そもそも文章を書くのが苦痛でした。

 

そんな私が、大量入社した中で

たまたまコピーライターに配属

となりました。

私自身、決まった時に「???」

と思ったし、軽いパニックになりました

会社が「こいつは、内に秘めたものがある」

と優良誤認してくれていたのか。

配属後の数年後で移動がある為

会社も比較的におおらかに決めたのでしょう。

 

物を伝えるのが仕事の

コピーライターという肩書を持った私。

人生の本当の辛さはここからでした。

本当につらかったです。

 

まず、文章の書き方を知らない。

漢字もろくに書けない。

伝え方、書き方すべてを否定されました。

「無駄なことを書くのに紙を使うのは

 環境破壊だ!」とも言われました。

それもそうです。本当に出来なかったから。

 

「・・・自分には本当に才能がない」

毎日のように思い悩みました。

言葉は才能で決まると思っていた私は

途方に暮れていました。

一方で、同じころに入社した人たとは

どんどんいい仕事をしていく。

自分が出来ない事の恥ずかしさと嫉妬で

人と目を合わせることすらできませんでした。

 

睡眠時間少なく、精神的にも疲れ果て、

終電に映る私の眼は

「電車内サラリーマン対抗!

 にごった目選手権」

があったら圧勝できるほどになっていました。

ストレスで過食になり、1年間で

10キロ太り顎もなくなっていました。

想像できますか?

体が15%も重くなったのです。

もし、1日に1枚の写真を撮って

パラパラ漫画をつないでいたら

ちょっと面白映像になってたでしょう。

 

この文を書こうと思ったのは、

そんな私でも伝え方の技術を知り

身に着けることが出来るという生の経験を

したからなのです。

もがきながら膨大な量の言葉を見て

考え、試行錯誤の末、発見したのです。

 

「伝え方にはシンプルな技術がある」

「感動的な言葉は、作ることが出来る」

 

ここから、私の人生が変わりました。

徐々に変わったというのではなく

突然変わったのです。

国内のコピーライターの賞をいただいたのをはじめ

日本人コピーライターで初めて

米国広告賞、アジアの広告賞でグランプリに

なるとはるか遠くに見えていた賞が

面白いように手に入るようになりました。

 

言葉を気に入ってくれた、

ケミストリーさんや郷ひろみさんの

プロデューサーたちから作詞のオファーが来て

アルバムがオリコン1位になったり、

日本人クリエイター初

スティーブ・ジョブズのおかかえ

クリエイティブエージェンシーへの

留学生にも選ばれました。

大学や各種抗議に呼ばれるようになり

アドバイスをさせておいただいた方々から

 

「人生のこのタイミングで知ったことに感謝です」

「あの時、もっと言い方を変えておけばと

 思うことをいくつも思い出しました。」

「好きな人がいます。デートに誘う勇気がなかったけど

 学んだ言葉で一歩踏み出そうという気持ちになれました」

 

そんな嬉しい言葉を頂けるようになりました。

それもすべて伝え方の技術を

見つけたことが始まりです。

 

確かに、この世の中には生まれながらにして

鮮やかな言葉を言える人がいます。

しかし、その言葉でさえどうやったら

作れるのかを説明でき、誰でも再現できる

方法があることを見つけました。

 

ルービックキューブを瞬く間に解いてしまう

天才がいますが、実は解説書に沿って

キューブを回せば小学生でも解けてしまうように。

 

厳しい時代です。

就職や昇給だって合否が分かれています。

では決まった人が100点で

決まらない人が0点の人間かというと、

断じてそうではありません。

同じ人間として生まれ、笑い、泣き、

同じ年月を生きてきたその差は

80点と、79.5点の差でしかないと私は思います。

 

でも企業は選ばなくてはいけないから、

結果「イエス」と「ノー」に

別れてしまうのです。

では、その差は何でしょう?

その9割を占めるのが、伝え方だと私は感じます。

 

これからも生きていくうえで、

いくつもの岐路があります。

そこであなたの「ノー」をひとつでも

多く「イエス」に変えられたら。

 

ここでお断りがあります。

この文は正しく、美しい日本語を

学ぶための文ではありません。

中にもあえて日本語として

間違いや、学校ならしかられてしまうような

常識はずれな書き方や伝え方が出てきます。

この文は、人の心に届く伝え方を学び、

身に着けることによってビジネス、人生で

成功したい人のための文です。

 

紹介していく方法の中には、

全く新しいと感じる方法と

すでに自分の経験の中でやっている方法もあるでしょう

新しい方法は身に着けていただき、

自分の「技術」の一つにしてください。

既にやっている方は、いつでも「技術」として

使えるように頭の中で整理していただければと思います。

 

私は普通の人よりも伝え方が下手くそだったから

こそ、生き延びるために十数年かけて、

1つ1つ発見し、誰でも言葉を作られるような体系化しました

あなたも自分の日常から、試行錯誤の上で

伝え方の技術を身に着けることが出来ますが

それだとたどり着くまでに十数年かかってしまいます。

効率が良くない。この本を読めば、

渡すのように回り道をしなくても魅力的な言葉を

最短で作れるように構成してあります。

私が膨大な時間とトライ&エラーで導き出した

方法論を整理しました。

この文は最短距離で、あなたの言葉や伝え方を

磨くためのガイドだと思ってください。

 

そこにあなたの経験や工夫が加わることが

できればさらに圧倒的な人生を切り開く力となるでしょう。

 

伝え方とはどのような技術なのか、

最短で身に着ける方法を詳しく説明していきます。

 

確率0%を、アリに変える!

全てのことで可能性が増えれば人生は変わる。

 

「この領収書、落とせますか?」

 

使える経費が満足とは言えない今、

これほどオフィスで緊張感の走ることばも

少ないでしょう。一瞬軽い電流が走ったような。

横に座る人も振り向きます。

そして事務のお姉さんは、あなたに眼を合わせることなく

無表情に言うでしょう。

 

「それは落とせません。」と。

 

何がいけなかったのでしょうか。

あなたが誰と吞んだかわからない領収書を

持ってきたから?

それもあるかもしれません。

ですが、通すのにふさわしい言葉を言わなかったことに

問題はあるのです。

では、こう言ってみたらどうでしょう。

 

「いつもありがとう。山田さん。

 この領収書落とせますか?」

 

たったこれだけの差で、成功率がかなり上がります。

理由が2つあります。

なぜなら、「ありがとう」と感謝する言葉に、

人は否定をしにくいからです。

これは、人間が生まれ持った本能で、

自分を認めてくれる人のことを「サポートしたい」

と意識が生まれるのです。

 

さらになぜなら、「山田さん」という名前を

言われると人は答えたくなるからです。

これにより、山田さんは「この私に」対して感謝を

していると感じ、あなたのことをちょっと身近に

感じます。

人は、関係の無い人には断りやすいですが、

近い人には断りにくいのですよね。

 

もちろん必ずOKを出るわけではありませんが、

今まで0%だったものがいくらかでもアリになれば

人生は明らかに変わってきます。

認められなかったものが認められるようになります。

受けられなかったものが受かるようになります。

 

就職活動で、プレゼンで、好きな人への告白で、

友達のお願いで。

それらすべて、伝え方で成否が変わるのです。

面接なんてまさにそうです。面接会場で自分の人生を

生で見えることはできませんから、

伝え方だけであなたのことを判断させられるのです。

人生は小さな力から大きなものまで、

伝え方で変わります。

しかも、人生の節目になるような重要なポイントに

なればなるほど、伝え方がダイレクトに結果に

結びつくのです。

 

大切だと分かっているのに、誰も鍛えない「伝え方」

 

学校では教えてくれなかったこと。

でも手に入ると人生の決め所でスマッシュを打てる

 

そもそも伝え方を言うのは、

鍛えることが出来るのでしょうか。

 

学校では教えてもらったことはないですし

参考書もありません。

一方で、明らかに伝え方が上手い人と

下手な人がいるのは事実です。

友達にも、伝え方が上手い人とそうではない人いますよね

上手い人はどこかで学んだわけではありません。

生きていた環境により、長い間の経験として身についたのです。

経験から身についたということが周知のことで

あるがゆえに、伝え方を「学べる」もしくは、「鍛えられる」

という発想は世の中にほとんどないのが事実。

伝え方は経験やセンスによるもので、手応えをもって

身に着けることが出来ないとされていました。

 

あらためて、伝え方というのは、鍛えることが

出来るのでしょうか?

 

その質問に、私は胸を張って「イエス」と答えます。

自分自身が出k多という実体験からと、

大学まで行っている社会人講座にて受講されている方々が

驚くほどの変化をすることを目の当たりにしているからです。

 

人生の重要なシーンで成否を分けることなのに、

誰も鍛えていない。

もしくは、「伝え方は鍛えられる」事さえも知らない。

一方で気づいた人にはとんでもなく大きなチャンスです。

 

その状態は、温泉のピンポンに似ています。

仲間で温泉に行き、そこに台があればなんとなく

触ってみるもの。誰でもピンポンは出来ますよね。

 

たいていそこには、1人経験者がいて、にわか人気者に

なったりするものです。

上手い法とそれ以外の方で何が違うかというと

コツを知っているのかいないのかが大きいです。

 

「ラケットはぎゅっと握らず、リラックスしながらも鋭く

 降り抜く」「打つ方向を見るのではなく、打つ瞬間まで

 ボールを見る」。その2点を知るだけで、

今この場で球筋ががらりと変わります。

学ぶ人も珍しいと思いますが、3日間も学べば別人になります。

 

伝え方も同じなのです。誰でも話すこと、書くことは出来ます。

でも、コツを知っているかどうかで

勢いも、美しさも、別物になります。

 

世の中大勢の伝え方は、温泉で気軽にピンポンを

やっているレベルです。

つながるし、一応ピンポンになっている。

その状態をチャンスだと捉え、あなたがコツを

身に着けることで、温泉のピンポンとは明らかに

一線を画すことができます。

周りを見る目も、評価も変わります。

もちろん誰でもまぐれで当たりで、1球だけ

ものすごいスマッシュを決めることもできます。

ですがこの文の目指すところは、狙って、

毎回打てる人になることです。

 

人生の決め所で、狙ってスマッシュを打てるようになる。

しかもそれは、現実に出来ることなのです。

今こそ学ぶチャンスです。ほかの人はまだそこに気づいてません。

 

伝えることが苦手だった私

コミュニケーションで悩み抜き、結果として

突破に至るまでの道のり

 

このような文を書いていると、もともと私は伝え方が

上手かったのでは?と思われるかもしれません。

それがまるで逆なのです。

 

私は転校生でした。父の仕事で引っ越しばかり。

常に転校先で「変わったのが来た」と

いう目で見られていました。

違うアクセントで話す少年は、話すたびに好奇の目で

見られ、いつしか人と話すことが嫌いになっていました。

家で一人でゲームをしながら、でも一方で、

人にうまく話せるようになりたいという願望で

潰されそうになっていました。

 

告白しますが、今までも思い通り人に

伝えられた時は、恥ずかしながら感動で目頭が

熱くなります。

それは思春期の「うまく伝えられない」ことへの

トラウマがそう褪せているのではないと思います。

 

伝えることが苦手な私は、理数系に進みます。

数字は、伝え方とは関係ないからそちらの方が

楽だったからです。

でもそんな青春時代を送りながら、

「人にもっと伝えられるようになりたい」という

気持ちを抑えられなくなりました。

大学で機械工学を勉強していたという意外性が

面白がられて、大手広告会社に入社することになります。

面接では言いませんでしたが、私が広告を目指した

本当の理由は、伝えることが上手になりたかったからです。

 

そして、何の間違いか、こともあろうにコピーライター

として配属されたのでした。

私はその職種には最もふさわしくない人だったでしょう。

もともと伝えるのが苦手なうえに、それを

そごとにすることになったのです。

お酒が飲めないのに、バーテンダーになったようなものです。

蕎麦アレルギーなのに、蕎麦屋を始めたようなものです。

 

でもコピーライターという名刺をもらったときは、

胸がじわっと熱くなるような、そんな感動を覚えました。

書くことが苦手な人間でも、めぐりあわせで何とか

なるのだと。名刺を両手に持ってみているだけで

幸せでした。しかし、それは悪夢が始まる前の

素敵な世界だけが描かれている序章でしかありませんでした。

実際に仕事を始めて、あまりの文章の下手さで

上司をはじめ、周りの人を驚かせました。

まず、漢字が書けない。

「博」の右上に点があるかどうかわからないくらい書けない。

 

その当時、日本で最も漢字の書けないコピーライターだったと

思います。

何時間も考えてきたコピーを1分くらいでボツにされ

やり直し続ける毎日。名刺の肩書と、

実際の自分のあまりのギャップに本気で悩みました。

社会での自分の無価値さを痛感しました。

 

苦手なものを毎日やり続けているとストレスで、

過食に。食べ物に安らぎを求め、

自分でも気づかないうちに夜中に起きだして冷蔵庫を

開けてプリンを食べていました。それも翌朝、

全く覚えていないのです。

「楽しみにしていたプリンがない!誰か食べた!?」

と声を出しれ、行方を捜していました。

 

その結果が、1年で10キロの体重増加。

 

小太りになって、こころなしか汗をかきやすく

なった私は、じっと鏡を見ながら思いました。

「人生、まちがえてしまったのではないか・・・。」

 

この文を書こうと思ったのは、そんな私でも

伝え方の技術を知り、身に着けることができるという

生の体験をしたらからです。

 

「伝え方に技術がある!」と気付いた出来事

伝え方が苦手だったからこそ気づき、

技術として体系化できたこと

 

小太りになった私は、もがきながら道を探していました。

良い言葉が集まっていると言われる詩集、書籍、

名作コピー集を読み漁りました。

心を打つ言葉、感動的な言葉に出会うたびに

ノートに書き写しました。来る日も来る日も

読み続け、書き写していると、気になることが

出てきました。

 

「あれ、この言葉とこの言葉に似てるな」

 

と感じることがありました。

単語が似ているというのではなく、

言葉の構造が似ていているなと。

もしかしたら法則があるのではないか?という仮説が

生まれました。例えば、私の心を動かした言葉で

 

「考えるな、感じろ」燃えよドラゴン

「死ぬことに意味が持つな。生きるんだ!」

「ちっちゃな本が、でかいこと言うじゃないか」

「別れることが無ければ、巡り合うことも出来ない」

「マフィアが少年聖歌隊に見えるほどの巨悪組織」

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きるんだ!」

 

は似ているなと感じたのです。

一見、まったく違いますよね。単語は一つも同じでは

ありません。だけど、構造が似ていると感じたのです。

どれも、正反対の言葉を使っている。

 

はじめ、気のせいかなと思っていました。

しかし、ただの偶然の一致にしては、見事に揃いすぎている

その奥に、明らかに何かがあるという宝物のにおいのようなものを

びんびんに感じていました。

「考えるな、感じろ」

別に、「感じろ」だけでも、同じ意味が伝わるのになぜ正反対の

「考えるな」とあえて言っているのか?たまたまか?

「事件は会議室で起きてるんじゃない!

 現場で起きているんだ!」

別に「事件は現場で起きているんだ!」だけでも

伝わるのに、なぜ正反対の「会議室」とあえて言っているのか?

たまたまか?

 

いや、たまたまではない。正反対の言葉を効果的に

使えば、心を動かす言葉になる!これは応用が出来る!

 

あいまいだった仮説が、膨大な言葉を見ているうちに

確信へと変わっていきました。

 

「心を動かす言葉には、法則がある」

 

私の鼻息が荒くなっていたのは、小太りだったからだけでは

ありません。私ははじめ、いい言葉は、天から

舞い降りてくるひらめきが必要だと思っていました。

でもひらめきやセンスによらず、強い言葉を作れる

法則の切れ端を発見したのです。

 

そこから毎日、見つけた法則の切れ端を元に

宝の発掘でした。これまで脈略がないと思っていた

言葉、伝え方が有機的につながり始めました。

バラバラにしか見えなかった夜空の星が、繋がって星座として

見えるような感覚です。

ときどき鳥肌が立ったのを覚えています。

この世の神秘を知ってしまったような不思議な感覚でした。

昨日の言葉が、まったく違う言葉に見えるようになりました。

 

そこから、数々の言葉、広告賞を頂くようになりました。

日本人コピーライターとして初めての米国の広告賞で

金賞を頂くなど、51か国、海外の賞を積み重ねるようになります。

私の言葉を気に入っていただいてくれた音楽プロデューサーから

作詞の依頼が来たり。そのアルバムがオリコン1位になったり、

大学の公寿に誘われたりするようになりました。

変化は徐々に起こったのではありません。

一気に身の回りは変わったのです。

伝え方の技術を身についたことによって。

 

もしかしたら、この文に書かれている技術は、

教えられなくても自分の経験の中で、発見し既に

やっている方もいらっしゃると思います。

既にやっているいる人にとっては自分自身の技術を再確認

できるように。やっていない人は手順に沿えばすぐに

使えるように体系だてました。

 

料理本のレシピのように、その手順通りに作れば

プロに近い味を出せる言葉の作り方です。

もちろん同じ料理でも作り方で多少の味が変わりますが、

自便のその味を1から生み出すことに比べたら、

数段飛びで実現できるのです。

 

「心を動かす言葉は作れる。

 料理のレシピのように。」

 

いちど知れば、伝え方は一生あなたの武器になる

使えば使うほど磨かれ、鋭くなる伝え方の剣

 

例えば、フラフープ選手権で優勝したとします。

素晴らしいことです。でも、日常生活でフラフープを

使うわけではありません。なかなか会社や友達の前で

それを使えるチャンスはありません。

たちえば、円周率を100桁覚えたとします。

その暗記力を尊敬します。しかし円周率をそこまでの

正確さで使うことは人生で何度もないでしょう。

一方で、伝え方をあなたが学んだとします。

あなたが誰かと話すときの次の言葉から変化を

起こすことが出来ます。送る次のメールから変化を起こす

ことが出来ます。ものすごいそばで、たった今から使うこと

が出来るのです。この文のレシピを使って言葉を作れば

いきなり誰でも一定レベルの言葉が作れるようになります。

注意してほしいのは、はじめは意識を作ることです。

初めて作る料理のように、まずはレシピ本の通りに

手順を追って作ることを覚えて下さい。

 

2回目、3回目とるみ重ねていくとそれが無意識に

作れるようになる時が、必ずやってきます。

図らなくても塩の量が分かるようになるのと同じように、

言葉を意識しないで自然に作れるようになります。

とにかく、はじめは面倒くさく感じることがあったとしても

信じて1週間意識して使ってください。

 

まずは、基本を身に着ける。そのあとは自分の工夫で、

あなたらしい料理に変えていきましょう。

アレンジの仕方もあなた独自の物が出来てくるでしょう。

使えば使うほど磨いていくことができ、鋭くなっていくのが

伝え方なのです。その腕は、料理をやめない限り、

人とコミュニケーションをすることをやめない限り、

あなたの一生の武器となります。

 

どんな資格より、まず伝え方を学べ

就職でも、昇進でも、あなたを最後まで

守ってくれるのは、伝え方。

 

同じ大学卒業で、同じ勉強でもしてきた人なのに、

就職試験で受かる人と落ちる人がいるのは、

なぜでしょう。同じだけ学費を払い、同じだけ

教室にいたのに。その理由は、明快です。

その本人をどう伝えたかの違いです。

 

資格を取得る方が増えてたととも聞きます。

資格は確かに、目に見える武器として役立つものです。

私も資格を持っています。その恩恵も受けてきました。

ですが、それが全てとは思わないでほしいです。

数々の資格を持っているのに、なぜ就職が決まらない

人がいるのでしょうか?昇進しない人がいるのか?

それは、資格以上に、会社にとって大事に思う何かが

あったということです。思わず人は見える資格を

磨きたがりますが、私からすれば、それは10%でしか

ありません。残りの90%は、あなたは自信を魅力的に

伝えられる、伝え方や言葉です。それは、見せかけることとは

違います。伝え方や言葉の技術を持っている人は、

働いても成果を出せるのです。そのことを忘れないで下さい。

 

人は目に見えるものばかり手を付けたがるから、

どうしても資格にばかりに気が行ってしまうのでは分かります。

ですが、どちらかというと、伝え方の方こそ差が付きます。

しかも、資格は多くの人がそれなりに持っているのに対し

伝え方は学んだことがない人がほとんど。

勝負はほぼ伝え方や言葉で決まると思っていいでしょう。

 

個人の発信力が求められる時代

お店のおすすめよりも、バイトのゆっきーおすすめ

が求められる。

例えば、あなたが新しいスマホを買おうと思っている

とします。その時にだれの情報を重要視しますか?

 

前は、「テレビのCMでやっているから」というだけで

人が買っていた時代もありました。

今は、テレビのCMはきっかけになると思いますが、

実際に買うことを考えたら、使っている友人に

「実際使ってみてどうなの?」と話を聞いて判断しますよね。

企業のWEBサイトだけじゃなく、使用した人がいい点も

そうでない点も赤裸々に評価を書きこむ価格サイトなど

見るという文化も出来ました。

 

この現代ほど、個人発信が力を持った時代も

かつてはありません。変化を1番実感しているのは

あなた自身ではないでしょうか。

あなたは今まで受け手だったのが、突然発信者になったのです。